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プロダクトと半導体 · 2026年9月9日

OpenAI は、自社開発の推論チップ一号機について、1 ワットあたりの処理量が「測定した商用システム」の 1.5 倍から 1.9 倍だと述べた。その商用システムが何なのかは、述べていない。

チップと半導体 · 今日 (公開日は 9 月 8 日)

この記事の出典 2026年9月9日 夕刊

最高財務責任者 Sarah Friar の署名がある OpenAI の文書が、自社開発の推論チップ Jalapeño の数値をはじめて出した。三つの公開モデルで測ったところ、1 ワットあたりのピークのトークン処理量は測定した商用システムの 1.5 倍から 1.9 倍、測定した商用システムの端から端までの遅延はこちらの 1.7 倍から 3.6 倍になるという。年内に配備を始め、Nvidia と AMD の加速器と並べて使う(OpenAI、2026-09-08)。なぜチップ一つあたりではなく 1 ワットあたりなのか。 電力がすでにボトルネックになっている産業では、1 ワットの電気が何トークンを吐けるかのほうが、チップ一つの速さより、ほんとうの費用の指標に近い。⚠️ 三つの割り引きを一緒に見たい。測定した商用システムに名前がなく、この倍率には比べる相手がいない。正規化に使ったのは実測の消費電力ではなく仕様書の公称の電力であり、実際の消費が公称より低い側に有利に働く(この点は原文自身が書いている)。数値はすべて自己申告で、第三者との突き合わせがない。原文が書いているのは年内に配備を始めること、Nvidia と AMD の加速器と並べて使うことまでで、外に売るかどうかは書いていない。外から買うことと自分で作ることは挑戦者の二つの道であり、今日はそれぞれに数値が一つずつ出た。 一方は入場料として株式を払い、もう一方は性能で優位に立ったと述べている。そして後者は、一方の側しか語っていない。

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