今週 · 発表は 9 月 14 日
推論チップのスタートアップ Positron AI が評価額 50 億米ドルで 8.75 億ドルを調達した。賭けているのは、アクセラレータ 1 個あたり 2TB のメモリだ。
DatacenterDynamics によれば、このラウンドは投資会社 NEA、Atreides Management、SemiAnalysis Capital、Netscape 創業者の Jim Clark らが共同で主導した。資金は第二世代チップ Asimov のテープアウトと推論システム Titan の量産に充てる(DatacenterDynamics、2026-09-14)。同社はメモリを大量に食う AI ワークロードを狙うとし、Asimov はアクセラレータ 1 個あたり 2TB、Titan は 1 セットあたり 8TB のメモリを持ち、帯域は NVIDIA の Rubin に近いと述べる。テープアウトは 2026 年 10 月、量産は 2027 年後半の見込みだ。第一世代の Atlas は Intel が米国内で受託製造しており、すでに出荷している。出荷先の顧客は原文に書かれていない。⚠️ メモリの仕様、「帯域は NVIDIA の Rubin に近い」、「電力あたりの計算性能は H100 の三倍」はいずれも会社の自己申告である。原文は帯域の数字を示しておらず、メモリの種類も書いていない。このラウンドには持ち株の関係が一つあり、覚えておくべきだ。 半導体の調査機関 SemiAnalysis の投資部門が共同主導に入り、創業者の Dylan Patel が取締役会に加わった。本紙 9 月 14 日の号の中核 4 本目は、NVIDIA の旗艦のメモリが 1 枚あたり 288GB から 192GB に下がると書いたが、そこで引いたのはまさにこの機関のメモリ分析だった。⇒ 今後この機関のメモリの見立てを読むときは、持ち株の関係を一段足して読む。
出典
この記事を引用
SecondSource(2026)「推論チップのスタートアップ Positron AI が評価額 50 億米ドルで 8.75 億ドルを調達した。賭けているのは、アクセラレータ 1 個あたり 2TB のメモリだ。」https://secondsource.io/ja/news/2026-09-15-1/ (閲覧日閲覧)