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今日 · 発生日 10 月 13 日

Anthropic、Git を自社製に置換。数字は自己申告

Anthropic、一日のマージ件数が四か月で十倍超の 30,000 回以上になったと公表——自前のバージョン管理とレビュー基盤が Git を置き換えた

左右2コマを並べたコンセプトイラスト。各コマでは、黒い服を着て名札を首から下げた人物が左側に立って壁の大きな画面を見上げ、右側の壁には図形の下に「ANTHROPIC」と書かれた看板があり、手前の長い机には灰色の線が映った画面のノートパソコンが3台置かれている。左のコマの画面には赤いブロックが3つあり、その下に「GIT」と書かれたラベルがある。右のコマの画面は二つに分かれ、片側は赤いブロックが並ぶ大きな格子、もう片側は赤いブロック1つと灰色の線で、その下に「SCION」「ANTIQUE」と書かれたラベルが2枚ある。

読者にとっての意味: AI エージェントが書くコードが増えると、先に限界が来るのはモデルではなくマージとレビューの層かもしれない。

Anthropic が 10 月 13 日に出したエンジニアリング記事によれば、5 月には一日平均およそ 2,500 件の変更をマージしていた。それが「as of September, we merged over 30,000 per day」になったという(Anthropic エンジニアリングブログ、2026-10-13)。利用者のほぼすべてはエージェントと定期ジョブで、Git のオフライン前提はもう成り立たないと記事は書く。新しいバージョン管理システム Scion は常時接続を前提に設計した。Scion とレビュー基盤の Antique は、どちらも Anthropic が自分で作ったものだ。

同じ日、Google は Gemini 4 Argon に、自社のオープンソースのエージェントフレームワーク ADK(およそ 20 万行)を 11 時間、無人で改修させた。ブログによれば、六つの提案のうち二つは主要なボトルネックを解消して本番に入り、残り四つは人によるレビューで差し戻された(Google 開発者ブログ、2026-10-13)。

コーディングエージェントのツールを作る Amp のエンジニア Thorsten Ball 氏は同じ日、社内では「No pull requests, no code review. We push to main.」だと書いた。エージェントが本番のログを読み、デプロイを見張り、自分で検証するという(Thorsten Ball、2026-10-13)。従業員一人の自己申告である。

本紙の読み:変更の大半をエージェントが書くようになると、ボトルネックはモデルが書けるかどうかから、マージとレビューが持ちこたえるかどうかへ移るかもしれない。この判断はまだ検証中だ。Anthropic の原文が最大のボトルネックに挙げたのはバージョン管理で、レビュー層がボトルネックかどうかには触れていない。三社の対処も異なる。Anthropic はレビュー基盤を作り直し、Google の実演は人のレビューを残し、Amp のエンジニア一人は社内で人のレビューをやめたと言う。欠陥率はどの社も公表していない。

まだ言えないこと: マージ件数は Anthropic の自己申告だけで、外部の測定はない どう確かめたか →

出典と検証

この記事は2026年10月14日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 14 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「Anthropic、Git を自社製に置換。数字は自己申告」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-14-1/ (閲覧日閲覧)