今日 · 発生日 10 月 15 日
TSMC、粗利率 66.4% に上昇——単価の開示はない
TSMC の第三四半期は粗利率 66.4% 2 ナノは計上初の四半期でウエハー売上の 8%

なぜ重要か: 先端プロセスの比率と粗利率が同時に上がったが、プレスリリースに単価はなく、値上げの有無は読めない。
TSMC の第三四半期の売上高は 467.2 億米ドルで前年同期比 41.2% 増、粗利率は 66.4%。2 ナノは売上計上初の四半期でウエハー売上の 8%、3 ナノは 33% を占めた。第四四半期の見通しは売上高 523 億から 543 億米ドル、粗利率 65% から 67%(TSMC 6-K、2026-10-15)。第四四半期の見通しの中央値は第三四半期の売上高より約 14% 高く、これは本紙の計算である。
まだ言えないこと: 粗利率上昇の要因、プレスリリースに単価はない どう確かめたか →
判断の更新: 本紙が追っている検証中の判断に、NVIDIA と TSMC は希少な供給を握りながら意図的に価格を上限まで上げない、というものがある。反トラストの注目を避け、顧客を代替品に向かわせないためだ。粗利率が 66.4% に上がり、第四四半期の見通しも 65% から 67% にあることは、価格が上限へ寄っているように見える。この判断との緊張関係がここにある。ただし粗利率の上昇は 2 ナノと 3 ナノの比率上昇から、あるいは為替から来ている可能性もあり、プレスリリース本文に単価はない。本紙はこの緊張をその判断の脇に記し、判断そのものは変えない。二つの読みを分けるのは、決算説明会の資料が 2 ナノの価格に触れているかどうかだ。
出典と検証
この記事は2026年10月16日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 19 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。
この記事を引用
SecondSource(2026)「TSMC、粗利率 66.4% に上昇——単価の開示はない」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-16-2/ (閲覧日閲覧)