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Mistral は Large 4 の重みを公開してサイバー防御を売りにし、同じ記事で、プレビュー期間中にモデルが実際の攻撃を手助けしうる兆しを見たとも書いた

コンセプトイラスト:淡い色の背景パネル上部に黄・橙・赤・黒の階段状ブロックのアイコンと「MISTRAL AI」の文字、その下に灰色の横線があり、左側では社員証のストラップを下げた人物が扉の開いたサーバーラックの前で甲虫マーク付きの箱を抱え、床には口の開いた段ボール箱が置かれている。中央の机には「LARGE 4」と書かれた赤いノートパソコンがあり、その上に灰色の横線入りの吹き出しがあり、隣にある甲虫マーク付きのもう一つの箱は、机の端から右側の別のサーバーラックへ下る斜めの板の上端に載っている。

なぜ重要か: 本紙の推論:Mistral は、プレビュー期間中にモデルが実際の攻撃を手助けしうる兆しを見て、ガードレールを改めていると書いた。ガードレールは、有害な要求を拒む仕組みである。ただし、重みをすでにダウンロードして自前で動かしている利用者には、その変更は及ばない。

フランスの AI 企業 Mistral AI は 10 月 29 日、旗艦モデル Large 4 の重みを公開した。

この版は、10 月 6 日に API だけで出したプレビュー版より強化学習を三週間多く積んだ。Mistral の自己申告では、端末操作のテスト Terminal-Bench 4.0 で 41% を取り、プレビュー版より 13 ポイント高く、出力トークンは 30% 少ない。API の価格は 100 万トークンあたり入力 0.70 ドル、出力 2.10 ドルで、プレビュー版の 1.36 ドルと 4.18 ドルの約半分である(Mistral、2026-10-29、Mistral のプレビュー版発表記事、2026-10-06)。ライセンスは商用でも無料である。モデルを API サービスとして再販する事業者だけが、Mistral から別にライセンスを得る必要がある。

サイバー防御が今回の主な売りで、Mistral は逆の面も書いた。Mistral の説明では、防御側は脆弱性を再現しないと直せず、クローズドモデルはこの種の作業を拒否で止めることが多い。Large 4 が悪意あるサイバー関連の要求を拒否した率は 96.6% で、Mistral が測ったオープンモデルの中で最も高い。問題は、公開されている三つの評価セットから取った。ジェイルブレイクと有害な要求を集めたものである。同じ記事は、プレビュー期間中にオンラインのトラフィックを監視し、「we see a potential for uplift to conduct real attacks」とも書いた。モデルが実際の攻撃を手助けしうる兆しを見たという意味で、ガードレールを改めているところだという。

重みをホストする Hugging Face の同じ日の紹介記事は、正式版ではなくプレビュー版の点数を引き、同じ端末操作テストで 28.3%、エージェントの安全性テスト B3 で 93.3% と書いた(Hugging Face、2026-10-29)。この二つは Mistral のプレビュー版発表記事の数字と同じで、正式版は端末操作テストが 41%、B3 が 97.1% である。このほか、各社のモデルを採点して順位を付ける第三者の評価サイト Artificial Analysis のコーディングエージェント指数でも、数字が食い違う。この指数について、Hugging Face は 49.8% と書き、Mistral は 48% と書いている。どちらも差を説明していない。

まだ言えないこと: 点数も拒否率も Mistral の自己申告で、再測定はない どう確かめたか →

次に注目するのは、Artificial Analysis が公表する正式版の点数と、今回改めたのが API 側のフィルターか再学習した重みかについての Mistral の説明である。本紙の推論:Mistral が重みを改めて公開し直せば、新しい版に入れ替えた利用者には制約が届く。Mistral は再公開を予告していない。

出典と検証

この記事は2026年10月30日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 13 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「Mistral は Large 4 の重みを公開してサイバー防御を売りにし、同じ記事で、プレビュー期間中にモデルが実際の攻撃を手助けしうる兆しを見たとも書いた」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-30-9/ (閲覧日閲覧)