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今日 · 記事 10 月 21 日

Tunguz 氏、GPU 売上を四段に並べる——数字は推計

ベンチャーキャピタル Theory Ventures のパートナー Tomasz Tunguz 氏は、GPU 1 基 1 時間あたりの売上を 38、8.77、5.27、2.44 米ドルの四段に並べた。四つの数字は四つの異なる基準で、すべて推計だと同氏が自ら注記している。 Tunguz 氏は長く SaaS と AI の財務分析を書いている。四段は次の順である(Tomasz Tunguz、2026-10-21)。38 ドルは DeepSeek が自ら計算した単一クラスターの上限で、Tunguz 氏は「theoretical maximum」と記した。8.77 ドルは、ORNN 指数が示す 10 月 20 日の B200 のスポット貸出価格だ。ORNN は Tunguz 氏が引く GPU クラウドの成約価格の指数である。5.27 ドルは SpaceX の上場書類にある 12.5 億ドルと GPU 32.5 万基の契約価格で、Tunguz 氏はこの金額を 32.5 万基が一か月 730.5 時間動く費用とみなし、1 基 1 時間あたりに換算した。2.44 ドルは、SpaceX が第 3 四半期に申告した AI 部門の売上を年率換算し、1.7 GW の導入済み容量で割って出した数字で、使ったのは導入済みの容量であって稼働中の容量ではない。GW から GPU の基数へ直すには 1 基あたりの消費電力を仮定する必要があるが、その数字は原文にない。一段下がるごとに、数字は前の段より 40% から 77% 低い。四段は基準が違い、同じ価格が段ごとに下がっているのではない。本紙の読みでは、今の価格で推論サービスが投資を回収できるかは、四段のどれを前提にするかで変わる。どれか一つの数字を引く前に、どの基準の数字かを確かめる必要がある。Tunguz 氏は「Every figure here is an estimate」と書いた。本紙 10 月 21 日号は 38 ドルをオフピークの実収として書いたが、Tunguz 氏の表は 38 ドルを理論上の上限とする。どちらの基準が正しいかは、DeepSeek の元ページが未読なので判定できない。SpaceX の申告の原文も未読である。Tunguz 氏はベンチャーキャピタリストで、保有株は原文で開示されていない。 どう確かめたか →

からし色の背景のコンセプトイラストで、黒い大きなはしごの4段の白い棚板それぞれに「GPU」と書かれた赤いチップが置かれ、最上段にはサーバーラック3台、2段目にはチップから下がる白い札と金貨の山、3段目には灰色の線が入った紙とペンと金貨の山、最下段には4台のサーバーラックに電線でつながる送電鉄塔と小さな金貨の山があり、最上段の上には金貨の山を描いた雲形の吹き出しが浮かんでいる。はしごの右の支柱には上から DEEPSEEK(青いクジラのアイコン付き)、ORNN、SPACEX と書かれた看板が取り付けられ、右端には大きな黒い引用符があり、左下では濃い色のスーツを着た人物が背中を向けて、はしごを指さしている。

出典と検証

この記事は2026年10月22日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 15 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「Tunguz 氏、GPU 売上を四段に並べる——数字は推計」https://secondsource.io/ja/expert/2026-10-22-1/ (閲覧日閲覧)