SecondSource一次情報から判断を組み立てる

証拠の更新 · 10 月 14 日の提出

ASML、現行計画では 2027・2028 年の需要に届かず

ASML が 6-K で、現行の生産能力計画では 2027 年も 2028 年も顧客の需要を満たしきれないと明記した。これまで示した 30% の増産に加え、さらなる増強も検討するという。 原文:「we now expect that our supply as currently planned for both 2027 and 2028 will not fully meet the demand of our customers」(ASML 6-K プレスリリース、2026-10-14)。同じ文書によれば、第三四半期の売上高は 117 億ユーロ、粗利率は 57.5% で、通年の見通しは 440 億から 450 億ユーロだ。受注についての数値は、アナリストの Sravan Kundojjala 氏が自前で計算したもので、本紙は 10 月 14 日号で書いた。今日新しいのは、ASML 自身が、2027 年と 2028 年の供給不足を法定の開示書類に明記したことだ。一か所食い違いがある。プレスリリースは今四半期の新規装置販売を 113 台とし、Kundojjala 氏は 121 台としている。差の理由は照合されていない。「受注は 2029 年から 2030 年まで埋まっている」はプレスリリースの本文になく、出所はいまもアナリストだけだ。 どう確かめたか →

コンセプトイラスト:画面の左から中央に、大きな箱型の赤褐色の機械がある。その上には2本のワイヤーで看板が吊られ、青い斜線の正方形模様と「ASML」の文字が入っている。右側では、黒い服を着て名札を首から下げた長髪の人物が片手を機械に添え、右上の思考の吹き出しを見上げている。吹き出しには小さめのベージュの機械と、その横に一列に並んで立つ人々が描かれている。

出典と検証

この記事は2026年10月15日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 18 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「ASML、現行計画では 2027・2028 年の需要に届かず」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-15-5/ (閲覧日閲覧)