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Alphabet の設備投資が本業の現金を上回った

Alphabet の第 3 四半期は設備購入が本業の現金を上回り、フリーキャッシュフローはマイナス 90.65 億ドル、同じ四半期に社債 287 億ドルを発行し株式も追加発行した

2コマのコンセプトイラスト:左のコマでは、ALPHABET と書かれた丸い金庫の扉が開き、棚には袋と積み重なった硬貨が並んでいる。黒い上着に名札を下げた人物が大きな赤い袋を両手で支えており、袋は金庫の横にある黒いサーバーラックの上の傾いた板に載っている。左端のカウンターには小さなベージュの袋が置かれている。右のコマでは、ALPHABET と書かれた同じ金庫の棚が袋と硬貨で埋まっており、右側の開いた戸口に立つ名札を下げた人物が平台車の取っ手を握っている。台車には BONDS と SHARES と書かれたベージュの袋が二つ載っている。

なぜ重要か: 本紙の推論:設備購入が本業の現金を上回る状態が続き、その差を社債と株式で埋めるなら、Alphabet の建設ペースは資本市場の条件に左右される。

Alphabet は 10 月 28 日、9 月 30 日までの四半期の業績を米証券取引委員会(SEC)に届け出た。

この四半期は、設備の購入額が本業で得た現金を上回った。届け出のキャッシュフロー計算書によれば、営業活動による現金の純流入は 422.90 億ドル、不動産と設備の購入は 513.55 億ドルだった。Alphabet が独自に定義するフリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローから設備購入を引いた額である。この四半期のフリーキャッシュフローはマイナス 90.65 億ドルだった。この指標は米国の会計基準(GAAP)の外にある。前の四半期もマイナス 58.55 億ドルで、過去十二か月の合計は 197.47 億ドルにとどまる(Alphabet 8-K、2026-10-28)。この四半期の 513.55 億ドルは前年同期の 239.53 億ドルの二倍強で、今年 1〜9 月の累計は 1,319.53 億ドルに達する。

資金調達の欄も同時に向きが変わった。この四半期、Alphabet は無担保の優先社債を発行して 287 億ドルを手にし、届け出は使い道を一般的な事業目的と書く。同じ四半期に A 種株と C 種株を追加発行し、124 億ドルを得た。市場で株式を少しずつ売る枠を使ったもので、枠は 276 億ドル残る。前年同期は自社株買いに 115 億ドルを使ったが、この四半期はゼロだった。財務活動は合計 294 億ドルの純流入で、前年同期は 184 億ドルの純流出だった。

Google Cloud の売上は同時に伸びを速めている。同じ届け出によれば、全体の売上は 1,276 億ドルで前年同期比 25% 増、Google Cloud の売上は 103% 増の 307 億ドルだった。会社は企業向けの AI 基盤と AI ソリューションの需要を挙げ、TPU システムの外部販売も売上の伸びに大きく寄与したと書く。Google Cloud の部門営業利益は前年同期の 35.94 億ドルから 111.21 億ドルに増えた。103% のうち TPU システムの外部販売の分がどれだけか、伸びが続くかは、届け出が内訳を示していない。

Microsoft も同じ日に決算を発表した。アナリストの Patrick Moorhead 氏は、Microsoft の決算説明会の内容を X で紹介した。Microsoft は今のところリースが中心で、今回の設備拡張のための借り入れはまだしていない。外部資金は割に合うときに使うという(Patrick Moorhead、X、説明会後)。同じ四半期に社債と株式で資金を集めた Alphabet とはやり方が違う。Microsoft の決算発表文によれば、9 月 30 日までの四半期の Azure の売上は 331.65 億ドルで前年同期比 48% 増、設備購入の現金支出は 393.67 億ドルだった(Microsoft 投資家向け情報、2026-10-28)。Moorhead 氏は、Azure は市場予想より少ない設備投資で伸びを速めたと読む(Patrick Moorhead、X、2026-10-28)。Moorhead 氏の言う市場予想の約 460 億ドルは、決算をまとめる X のアカウント @wallstengine の集計である(@wallstengine、X、2026-10-28)。発表文にこの数字はない。

まだ言えないこと: マイナスは支払い不能を意味せず、手元資金は約 2,650 億ドルある どう確かめたか →

次に注目するのは、Amazon の第 3 四半期決算で設備投資とフリーキャッシュフローが同じ方向に動くかどうか、そして Alphabet の次の四半期のフリーキャッシュフローと、その四半期に外部から集めた資金の額だ。Alphabet の次の四半期のフリーキャッシュフローがマイナスのままでも、社債の発行や株式の追加発行をしなくなれば、「建設ペースは資本市場の条件に左右される」という読みは改める。

出典と検証

この記事は2026年10月29日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 16 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「Alphabet の設備投資が本業の現金を上回った」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-29-7/ (閲覧日閲覧)