振り返り · 本紙 10 月 24 日の深掘りレポート
企業が全社向けの汎用 AI ツールに払うお金の多くは、社員が毎日開くオフィスソフトとチャット画面に流れている。ベンチャーキャピタル Menlo Ventures の推計では、2025 年の米国企業のこの種の支出は 84 億米ドルで、86% はこれらの画面に組み込まれたアシスタントに払われた。
本紙 10 月 24 日の深掘りレポートによれば、エージェント基盤はこの種の支出の約 10% にすぎない。企業向け AI の供給元の位置づけは二つで決まる。社員が毎日開く画面にどれだけ近いか、そしてデータの読み書きの権限を誰が握るかである。84 億ドルは Menlo のアンケートによる推計で、帳簿上の数字ではない。エージェントを社内データにつなぐことは、もはや他社がまねできない強みではない。深掘りレポートの読みでは、顧客対応の Sierra や法務の Harvey のような業種特化のエージェント企業が押しのけられていないのは、社員がすでに使っている画面を借りているからである。深掘りレポートは、Menlo の 2026 年版の報告でエージェント基盤がこの種の支出の 25% 以上を占めれば、この読みを書き改めると明記した。10 月 30 日時点で、Menlo のサイトに新しい企業報告は出ていない(深掘りレポート全文)。 どう確かめたか →

出典と検証
この記事は2026年10月30日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 13 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。
この記事を引用
SecondSource(2026)「企業が全社向けの汎用 AI ツールに払うお金の多くは、社員が毎日開くオフィスソフトとチャット画面に流れている。ベンチャーキャピタル Menlo Ventures の推計では、2025 年の米国企業のこの種の支出は 84 億米ドルで、86% はこれらの画面に組み込まれたアシスタントに払われた。」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-30-8/ (閲覧日閲覧)