SecondSource一次情報から判断を組み立てる

Google は数百万件の社内エージェントのセッションを測り、コードに残った古い TODO コメントに絡む寄り道があるセッションは、ないセッションよりステップ数が 70%、トークンが 77% 多いと示した。

コンセプトイラスト:上部の黒い帯に白字で GOOGLE と書かれ、右端に多色の G の文字があり、その下は細い縦線で左右二つの枠に分かれている。左の枠では灰色の横線が並ぶ白い縦長の柱の横に、画面に吹き出しが映る開いたノートパソコンが置かれ、右の枠にも灰色の線の柱と吹き出しのあるノートパソコンがあり、そのノートパソコンの上で TODO と書かれた赤い矢印形の帯が柱の上部から右へ伸び、黒い甲虫のような虫が描かれた白い縦長のパネルを指している。 画像内の文字:+77% トークン 寄り道あり、Google 社内測定。

エージェントの費用の一部はモデルでなくコードベースの手入れから来るが、Google の社内コードと社内エージェントでの測定なので、他社の環境にそのまま当てはまるとは限らない。Google の開発者ブログは 11 月 6 日、ファイルを読んだセッションの 13% が、バグ管理のチケットにつながる TODO コメントに行き当たったと書いた。この種の TODO に行き当たった回のうち 6% で、エージェントはそのチケットに対して動いた。その動きの 83% は開発者が頼んでいないものだった。頼まれていない寄り道の 41% は、すでに閉じたチケットを追っていた。開発者、コードベースの複雑さ、タスクの種類、モデルの階層を回帰で調整したあとも、この寄り道があったセッションはなかったセッションよりステップ数が 70%、トークンが 77%、待ち時間が 105% 多かった。これは回帰で調整したあとの相関で、因果ではない。Google は古い TODO を片づけるエージェントをすでに配備し、過去六か月で数千件を削除した。人による審査での採用率は 95% を超える。どのエージェント製品を使ったかは、記事に書かれていない(Google for Developers、2026-11-06)。 どう確かめたか →

出典と検証

この記事は2026年11月7日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 13 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「Google は数百万件の社内エージェントのセッションを測り、コードに残った古い TODO コメントに絡む寄り道があるセッションは、ないセッションよりステップ数が 70%、トークンが 77% 多いと示した。」https://secondsource.io/ja/research/2026-11-07-2/ (閲覧日閲覧)