今週 · 投稿 10 月 26 日
Ball 氏、粗利率 85% と算出——S-1 に記載なし
ソフトウェア株のニュースレター Clouded Judgment を書く Jamin Ball 氏は、Anthropic の上場申請書から、顧客向けサービスの粗利率が 2025 年上半期の 12% から 2026 年上半期の 85% に上がったと算出した。 Altimeter Capital の投資家である Ball 氏は 10 月 26 日、X に Anthropic の粗利率の推移を投稿した。2023 年 37%、2024 年マイナス 95%、2025 年 40%、2025 年上半期 12%、2026 年上半期 85% である(Jamin Ball、2026-10-26)。S-1 自体は粗利率を載せていない。S-1 の注記にある売上原価と売上で計算し直すと、五つの値はすべて一致する(本紙の計算)。2026 年上半期は、売上原価 23.8 億ドルに対して売上 162.86 億ドルだ。2024 年がマイナス 95% なのは、その年の売上原価 7.52 億ドルが売上 3.86 億ドルを上回ったためである。S-1 によれば、売上原価はほぼすべてが顧客のワークロードを動かす計算資源と基盤の費用で、モデル開発と研究の計算資源は含まない。このため 85% はサービス層の粗利で、研究開発の計算資源は研究開発費に別に計上される。Ball 氏は今日の現金を 1,340 億ドルとも書いた。この額は 6 月末の現金、短期投資、制限付き現金の三つの合計で、中核 1 の 1,317 億ドルは制限付き現金を含まない。 どう確かめたか →

出典と検証
この記事は2026年10月27日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 12 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。
この記事を引用
SecondSource(2026)「Ball 氏、粗利率 85% と算出——S-1 に記載なし」https://secondsource.io/ja/expert/2026-10-27-1/ (閲覧日閲覧)