今日 · 10 月 12 日
Maia 300、性能は前世代の最大 7 倍。数字は自己申告
Microsoft は自社開発の AI チップ Maia 300 のラック仕様を公表した。一つのラックに 96 個を積み、消費電力は 167 キロワットである。ラック全体の処理能力は前世代 Maia 200 の最大 7 倍だという。これは Microsoft 自身の申告である。 Microsoft Azure の技術記事はこう書く:「Maia 300 integrates 96 accelerators across 24 four-accelerator trays within a 167-kW rack, doubling the accelerator density of Maia 200.」(Microsoft Azure、2026-10-12)同じ記事によれば、ラック全体の処理能力は Maia 200 を最大構成で実装したラックの最大 7 倍で、ワットあたりの処理能力は前世代の 2.5 倍を超える。最大 12,288 個をつないで、一台のマシンとして使える。チップ一つには 288GB の広帯域メモリ(HBM)が付く。同じ日、Microsoft の CEO Satya Nadella 氏は、2027 年から Maia を Microsoft 自社製品の「the primary inference system」にすると述べた(Satya Nadella、2026-10-12)。Microsoft の公式ブログはさらに、Maia 300 は同じ電力で、業界をリードする GPU システムより 40% 多くのトークンを出せるとする(Microsoft 公式ブログ、2026-10-12)。トークンとは、AI が文章を読み書きするときの計量単位で、短い文字のまとまり一つを一つと数える。ワットあたりのトークンが多いほど、同じ電力でより多くの文章をさばける。7 倍と 2.5 倍は、どちらも自社の前世代との比較である。40% の比較相手の GPU システムは明記されていない。数字はすべて Microsoft の自己申告で、外部の測定はなく、測定条件も未読。業界アナリストの Patrick Moorhead 氏のレポートも、Azure の顧客が直接借りられる Maia を Microsoft はまだ発表していないと書いている。 どう確かめたか →

出典と検証
この記事は2026年10月13日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 13 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。
この記事を引用
SecondSource(2026)「Maia 300、性能は前世代の最大 7 倍。数字は自己申告」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-13-3/ (閲覧日閲覧)