今日 · 10 月 13 日の投稿
ASML、受注増で充足率 87.3% に——数字は個人の計算
独立系半導体アナリストの Sravan Kundojjala 氏によれば、ASML の直近四四半期のフィルレート(受注充足率)は 2025 年第二四半期の 126.8% から第四四半期の 87.3% に下がった。受注が売上計上より速く増えたためで、需要の弱まりではないという。 同氏はこう書いた:「Its trailing four-quarter fill rate fell from 126.8% in 2Q25 to 87.3% in 4Q25, as bookings accelerated faster than recognised system sales.」(Sravan Kundojjala、2026-10-13)フィルレートは、売上に計上したシステム販売額を受注額で割った値だ。100% を下回れば、新規受注が出荷より速く積み上がっている。同氏によれば、ASML は 2026 年第一四半期から純受注額の開示をやめており、2025 年末の受注残高は 388 億ユーロだった。パンデミックの時期にはこの比率が 50% を割ったことがあり、いまの AI 需要はその方向へ向かっているとも書いたが、これは同氏の外挿である。数字は同氏自身の計算で、ASML の決算資料とは未照合だ。四半期ごとの内訳も添えられていない。本紙の読み:数字が正しければ、ASML 全体の受注は出荷の先を走っており、顧客が装置を受け取るまでの待ち時間は延びる。そのうちどれだけが AI 関連の顧客かは、同氏は分けていない。装置の納期は、需要より先に増産の制約になるかもしれない。 どう確かめたか →

出典と検証
この記事は2026年10月14日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 14 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。
この記事を引用
SecondSource(2026)「ASML、受注増で充足率 87.3% に——数字は個人の計算」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-14-5/ (閲覧日閲覧)