SecondSource一次情報から判断を組み立てる

OpenAI は記者に ChatGPT の検索量が Google の約五分の一だと伝えた。SEO ツール会社 Ahrefs は 2 月、従来の検索テーマに限った ChatGPT の量を Google の約 12% と推計していた

(出来事は 11 月 2 日)

コンセプトイラスト:大きな白い板の上部に「OPENAI」の文字とその左の結び目状に絡み合った図形があり、その下の台の上には画面形の札が二枚立ち、左は「CHATGPT」、右は多色の「G」の字の横に「GOOGLE」と書かれている。台の下には横向きのスリットが付いた長方形のパネルが六枚並び、左端の一枚は淡いピンクの地に赤、残り五枚は淡い灰色で、右上には一部が画面外に切れた大きな角の丸いベージュのブロックが板の右端に接して置かれている。 画像内の文字:Googleの1/5 ChatGPT検索量、OpenAI談。

テック記者の Alex Kantrowitz 氏は 11 月 2 日、X で、ChatGPT の検索量はすでに Google の約五分の一だとする OpenAI の言葉を紹介した。本紙の推論:OpenAI が自己申告した五分の一は、まだ Google 広告の目減りの算定には使えない。数え方が投稿に書かれておらず、第三者の推計はもっと低いためだ。

同氏は、テックのニュースレターと番組『Big Technology』の作者である。投稿が引く OpenAI の言葉は「ChatGPT search volume is already about a fifth of Google’s」で、ChatGPT の検索量はすでに Google の約五分の一だという。OpenAI は、この比率が速く伸びているとも述べた(Kantrowitz 氏、2026-11-02)。「検索量」をどう数えたかは、投稿に書かれていない。同氏は、続報があると投稿で述べている。

第三者の推計はもっと低い。サイトのトラフィックとキーワードの分析ツールを作る Ahrefs では、Patrick Stox 氏が 2 月 11 日、従来 Google で検索されてきたテーマに限って数え、ChatGPT の量を Google の約 12% と推計した。同じ記事は、Google が外部サイトに送るトラフィックを ChatGPT の 190 倍と推計している(Ahrefs、2026-02-11)。二つの数字は九か月離れ、数え方も違う。差が定義の違いから来るのか、伸びから来るのかは、いまのところ区別できない。Google 自身も、AI モードでの検索は収益が低いと述べている。AI 業界のまとめニュースレター Latent Space の整理によると、Google の最高ビジネス責任者 Philipp Schindler 氏は 10 月 29 日の決算説明会で、Google 検索の対話型 AI モードは検索一回あたりの広告収入が低く、検索の業績に響いたと述べた(Latent Space、2026-10-31)。

この話は 11 月 3 日の本紙の公式サイトですでに取り上げた。

まだ言えないこと: 五分の一は OpenAI の自己申告で、算出方法は投稿にない どう確かめたか →

次に注目するのは、Kantrowitz 氏が『Big Technology』の続報で OpenAI の検索量の数え方を示すかだ。Google が次の決算説明会で AI モードの広告収入をどう説明するかも見たい。

出典と検証

この記事は2026年11月4日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 10 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「OpenAI は記者に ChatGPT の検索量が Google の約五分の一だと伝えた。SEO ツール会社 Ahrefs は 2 月、従来の検索テーマに限った ChatGPT の量を Google の約 12% と推計していた」https://secondsource.io/ja/news/2026-11-04-8/ (閲覧日閲覧)