今日 · 仕様は 9 月 17 日に確定、10 月 12 日にカンファレンスで公開
Google など四社、故障時の切り離し禁止——拘束力はない
データセンター向けの系統連系仕様は、規定範囲の系統故障時にデータセンターが系統から切り離されてはならないと定めている。仕様書には Google、Meta、Microsoft、NVIDIA の名が挙がる。 本紙は OCP に載った仕様書の原文(バージョン 1.0.0)を直接読んだ。大型の負荷は「stay connected to the BES during all faults」とされ、BES は北米の大規模電力系統を指す。故障が解消した後、計算設備の消費電力は「restore to 90% of pre-fault load within 2 seconds」とされる(OCP 仕様書原文、2026-09-17)。電力業界は、この種の要件を故障時運転継続(ride-through)と呼ぶ。この規定の対象は計算設備だけで、冷却設備は含まれない。NVIDIA のブログはこれを、二秒以内にほぼフル負荷まで戻ると書いた。原文は故障前の消費電力の九割で、対象も計算設備だけである。本紙の読みでは、データセンターの悩みは電力を確保できるかだけでなく、電力網の故障時に切り離されずに持ちこたえられるかにもある。仕様書の原文は、この条項を定めた理由を書いていない。次に見るのは、北米の電力会社や規制当局が、これを系統接続の要件に書き込むかどうかである。この仕様は電力の大口需要家四社が自分たちで書いたもので、電力会社や規制当局が定めたものではない。電力会社を拘束する力もない。 どう確かめたか →

出典と検証
この記事は2026年10月13日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 13 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。
この記事を引用
SecondSource(2026)「Google など四社、故障時の切り離し禁止——拘束力はない」https://secondsource.io/ja/news/2026-10-13-5/ (閲覧日閲覧)