SecondSource一次情報から判断を組み立てる

Ryan Greenblatt 氏は、AI ソフトウェア研究開発の速さがすでに AI 自動化がまったくない場合の約 4.5 倍だと粗く推定し、今年は 1.15 倍から 1.3 倍とみていた予想は誤りだったと書いた。

コンセプトイラスト:薄い青の背景に黒枠の白いボードがあり、左側には同じ姿の漫画風の人物が上下に一人ずつノートパソコンの前に座り(上の画面は灰色の横棒、下の画面は吹き出し)、その右には NO AI と書かれた札を上端に載せた長い縦線が立ち、札のもう一本の支柱は上のパソコンまで届いている;上段ではこの縦線から灰色の横棒が入った短い白い帯が右へ伸び、下段では左寄りに灰色の横棒があり SOFTWARE R&D と書かれたはるかに長い赤い帯が右へ伸び、その上には破線の短い柱でつながった空の破線の枠がある。右下からは黒い袖に白いカフスの手が入ってペン先を赤い帯の右端に当て、ボード右上とボード下の中央には大きな黒い引用符があり、ボード左下の角の下には表紙に METR と書かれた本が置かれている。 画像内の文字:約 4.5 倍 研究開発速度、Greenblatt粗推定。

Greenblatt 氏の 4.5 倍は METR の約二倍から換算した個人の粗い推定で、前提も本人の推定であり、本人は METR に勤めていると述べている。同氏は公開版の報告だけを使うと明記し、比較の相手は AI 自動化がまったくない場合で、換算には三つの仮定を置いた。進展の約 2/3 はソフトウェアによる。ソフトウェアの進展が一年分増えるごとに研究開発は約 2 倍遅くなる。報告が示唆するところでは、ソフトウェアの進展はすでに 0.35 年から 1.0 年分多い。Greenblatt 氏はさらに、4.5 倍という推定により 1 年から 2 年以内に超知能が現れる可能性を大幅に引き上げるとする(Ryan Greenblatt、2026-11-05)。4.5 倍が測るのは AI ソフトウェア研究開発の速さで、METR の約二倍が測るのはモデルの能力の伸びである。Greenblatt 氏の入力は METR の数字そのものなので、独立した第二の出典には数えない。 どう確かめたか →

出典と検証

この記事は2026年11月6日の夕刊に掲載されました(同じ号にほか 17 本)。確認の経緯、引用の照合、その日に確認できなかった資料は、その号の本日の検証にあります。

この記事を引用

SecondSource(2026)「Ryan Greenblatt 氏は、AI ソフトウェア研究開発の速さがすでに AI 自動化がまったくない場合の約 4.5 倍だと粗く推定し、今年は 1.15 倍から 1.3 倍とみていた予想は誤りだったと書いた。」https://secondsource.io/ja/expert/2026-11-06-1/ (閲覧日閲覧)