SecondSource一次情報から判断を組み立てる

「そのほかに起きたこと」以外の各記事をどう確かめたか

根拠まで確かめたい方はこのページへ。何が起きたかだけ知りたい方は「今日」へ。

本号の材料は 11 月 5 日から 6 日早朝までのものである。中核 1 は Anthropic の 11 月 2 日の上場申請書修正版および Daniel Kokotajlo 氏の 11 月 3 日の投稿と、中核 4 は Marketplace の 10 月 29 日の報道と突き合わせた。目利きの読み 2 は 11 月 1 日の投稿を扱い、過去の洞見の一本は本紙が 8 月 2 日に出し 10 月 3 日に判定した判断から取った。報告のソースは本紙の研究日報である。昨夜は新たに 885 本を集め、本文ではリンクをたどれる外部のソースを 25 件使った。後ろの各欄にはこの一週間ほどの材料も入っている。

1. [今日] METR は Anthropic モデルの能力の伸びが過去の約二倍だと推定し、最も有用とみた証拠の大半を同社が公開版に載せなかったと書いた

まだ言えないこと: 二本の報告は同じ著者によるもので、独立した第二の証拠はない

どう確かめたか

Anthropic のリスク報告と責任あるスケーリング方針の文は、すべて METR の審査報告による引用である。二本の報告は同じ著者、同じ評価のもので、二つの出典には数えない。独立した第二の証拠はいまのところない。

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2. [今日] OpenAI は自社拠点が地元に負う条件を文書にまとめ、大口需要家に送電網の費用を負わせる規定を各州に求めたが、提携先が持つ拠点は約束の外にある

まだ言えないこと: 自社所有・自社運営が容量に占める割合は、どちらの文書にもない

どう確かめたか

以上の条項は二つの PDF の全文による。発表と二つの PDF はすべて OpenAI 側の文書で、Effingham 郡と Pike 郡の数字も協約から出ている。どちらの文書も、範囲は OpenAI が自社で所有・運営する今後の用地としており、提携先が所有または運営する拠点は入らない。自社所有・自社運営が OpenAI の容量に占める割合は、どちらの文書にも書かれていない。

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3. [今日] OpenAI は GPT-6 Cyber を公開し、発表は多くのセキュリティ課題で GPT-6 Astra を上回るとするが、システムカードが引く評価会社 Irregular のテストの一つでは Astra がわずかに高い

まだ言えないこと: 数字の多くは OpenAI の自社テストである

どう確かめたか

OpenAI 以外の会社が出した数字は、システムカードが引く Irregular のものだけである。Irregular と OpenAI に委託関係があるかは、はっきりしない。ExploitGym と Irregular の数字は OpenAI の発表とシステムカードにしかなく、照らし合わせるほかの出典はまだない。

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4. [今週](出来事は 11 月 4 日)GPU クラウドの Lambda はアラバマ州の拠点への入居を発表し、投資額は自己申告の推計で 331 億米ドルだが、電力供給は規制当局の承認待ちである

まだ言えないこと: 331 億米ドルは Lambda が自己申告した推計である

どう確かめたか

金額と日程は Lambda の発表だけで、第三者の照合を経ていない。郡にゾーニング法がないことと看板の多さは Marketplace 一社の報道で、看板は記者の観察であり統計ではない。

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[今日] NVIDIA は HBM の容量をほとんど増やさなくても推論を増やせると主張する。同じ日の記事二本は Rubin の性能を GB300 の最大 30 倍とするが、片方はドルあたり、もう片方はメガワットあたりである。

どう確かめたか

NVIDIA は同じ日の記事二本で、Rubin の性能を一本はドルあたりスループットで、一本はメガワットあたりで GB300 の最大 30 倍と自己申告しており、二つは換算できない。

(NVIDIA、2026-11-05)(NVIDIA、2026-11-05)

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[今日] Microsoft の自社テストでは、Cobalt 200 でチップ設計ソフトを動かすと、設計のシミュレーションを担う Xcelium の論理コアあたりスループットが Cobalt 100 の 4.15 倍になった。

どう確かめたか

(Microsoft、2026-11-05)

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[今日](11 月 5 日)Ryan Greenblatt 氏は、AI ソフトウェア研究開発の速さがすでに AI 自動化がまったくない場合の約 4.5 倍だと粗く推定し、今年は 1.15 倍から 1.3 倍とみていた予想は誤りだったと書いた。

どう確かめたか

Greenblatt 氏の 4.5 倍は METR の約二倍から換算した個人の粗い推定で、前提も本人の推定であり、本人は METR に勤めていると述べている。Greenblatt 氏はさらに、4.5 倍という推定により 1 年から 2 年以内に超知能が現れる可能性を大幅に引き上げるとする(Ryan Greenblatt、2026-11-05)。Greenblatt 氏の入力は METR の数字そのものなので、独立した第二の出典には数えない。

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[今週](11 月 1 日)Financial Times のチーフデータ記者 John Burn-Murdoch 氏は、多くの人が AI の効果の証拠に挙げる生産性のグラフは同氏が作ったもので、もともと、AI の効果を示すという説に反論するためのものだと述べた。

どう確かめたか

(John Burn-Murdoch、2026-11-01)

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[今日] Anthropic は研究に関する対話 20.7 万件を分析し、現在の能力が普及すれば、一定の予算で研究成果はコンピュータサイエンスで約 1.96 倍、芸術で約 1.35 倍になると推算した。

どう確かめたか

(Anthropic、2026-11-05)

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[今日] プレプリントの要旨によると、著者が自作した金融向けの評価 FINCOSMOS は、15 の検査に通り、かつ模擬ユーザーを満足させた実行だけを合格とする。四つのコーディングエージェントとツールなしのモデル一つを 150 回走らせたが、合格はなかった。

どう確かめたか

(arXiv 2611.07464、2026-11-05)

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[今日] Mira Murati 氏が創業した AI モデル企業 Thinking Machines は Inkling 2 Small を公開し、NVIDIA の 4 ビット浮動小数点形式で全工程を訓練したと述べ、モデルの重みは外部の安全テストの完了後に公開する計画だとした。

どう確かめたか

(Thinking Machines、2026-11-05)

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[今日] Perplexity の自社テストでは、Agent API の今回の更新で、effort を medium にした設定のスコアが、公開ベンチマークの BrowseComp と DSQA の合算で 55% から 77% に上がり、コストは九割近く下がった。

どう確かめたか

エージェントのスコアとコストはステップ上限で大きく変わり、これは Perplexity の自社評価で、第三者の再実行はない。

(Perplexity、2026-11-05)

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[今日] Google は Gemini Omni 1.2 Flash を一般提供にし、動画一本の上限は 10 秒から 15 秒に延び、720p は 1.1 Flash より 30% 安い。

どう確かめたか

(Google Cloud、2026-11-05)

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[振り返り](本紙 8 月 2 日提起、10 月 3 日判定)投資家 Bill Gurley 氏は、アナリストが八四半期続けて問うと予想した。問うのは、CoreWeave の売れ残った計算資源を NVIDIA がどこまで買い取ると約束しているかである。最初の決算説明会では誰も問わず、会社も数字を出さなかった。本紙は事前に定めた規則に従い、この説を成立と記録した。外部は、本当の需要と NVIDIA の買い取りに頼る分を切り分けられない、という説である。

どう確かめたか

(カード)

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ソースと棚卸し

過去 24 時間。 11 月 5 日から 6 日の新規は 885 本で、内訳は学術論文 530 本、SNS 投稿 149 件、本文中のリンクを展開した記事 70 本、企業と個人のブログ 64 本、別の取得元から入った論文(上の学術論文とは別に数える)55 本、購読ニュースレター 8 本、企業の届け出書類 7 本、番組の書き起こし 2 本である。この 885 本の内訳は、読了 276 本、除外(主題と関係ないもの)228 本(うち 3 本は読む前に除外)、登録のみ(読まない理由を書いたもの)6 本、手つかず 374 本、取り直し 1 本である。