夕刊 2026年11月2日
今日の各記事をどう確かめたか
根拠まで確かめたい方はこのページへ。何が起きたかだけ知りたい方は「今日」へ。
本号の材料は 11 月 1 日から 2 日早朝までのもので、中核 1 の政府の回答書簡と非開示リストは 10 月 30 日付の文書、過去の洞見の一本は本紙 7 月 24 日の判断から取った。昨夜は新たに 402 本を集め、本文ではリンクをたどれる外部のソースを 15 件使った。後ろの各欄にはこの一週間ほどの材料も入っている。
1. [今日](政府の回答書簡は 10 月 30 日付)ホワイトハウスは自主的な AI 枠組みの文書 60 頁を開示せず、非開示リストにある書簡 28 通の多くは、新モデルを一般公開前に使える信頼できるパートナーの確認だった
まだ言えないこと: 政府が顧客を退けたことがあるかは、リストからは分からない
どう確かめたか
10 月 30 日の回答書簡と非開示リストは、どちらも政府の一次文書である。四つの適用除外は被告機関の側の主張で、裁判所はまだ審理していない。リストの多くは「cleared」とだけ書いており、報告を受けた後の確認にとどまり、審査ではない可能性もある。28 通が何社のラボに関わるかはリストで伏せられている。公に認めているのは OpenAI だけで、その一文は OpenAI の 6 月 26 日の発表文にある。
2. [今日] Kundojjala 氏は製造装置大手五社の第 3 四半期の DRAM 装置売上を前年同期比 80% 増と推計し、東京エレクトロンも来年の装置市場の予測を引き上げた
まだ言えないこと: 80% は Kundojjala 氏一人の推計だけ
どう確かめたか
80% と 350 億ドルの出典は Kundojjala 氏一人である。東京エレクトロンの市場予測には Kundojjala 氏と ad-hoc-news の二つの紹介があるが、どちらも同じ会社資料から出ており、出所は一つと数える。キオクシアの数字も Kundojjala 氏の紹介だけで、キオクシアの決算資料の原文とは照合されていない。装置の出荷からチップの生産までどれだけかかるかは、どの出典にも書かれていない。「メモリ不足がすぐに和らぐとは限らない」は本紙の推論である。
[今日] フィナンシャル・タイムズのチーフデータ記者 John Burn-Murdoch 氏と投資家の Gavin Baker 氏は、米国でのコロナ禍後の生産性回復を示す同じグラフから、逆の結論を読んだ。
どう確かめたか
[今週](プレプリント、arXiv 2610.41919)シカゴ大学研究計算センターの測定では、NVIDIA B300 で 70B の Llama-3 を動かすと、スループットは前世代の B200 より 24% から 27% 低い。
どう確かめたか
Mohsen Zand 氏、Trung Dac Nguyen 氏、H. Birali Runesha 氏は 10 月 30 日、独立した二つの 8 GPU クラスタで二つの GPU を比べた結果を発表した(arXiv 2610.41919)。論文の要旨によると、負けた処理ごとの原因は分けて示されていない。
[振り返り](本紙 7 月 24 日の判断)Alphabet の第 3 四半期のフリーキャッシュフローはマイナス 90.7 億ドルで、同じ四半期に社債で差し引き 287 億ドルを調達した。
どう確かめたか
ソースと棚卸し
過去 24 時間。 11 月 1 日から 2 日の新規は 402 本で、内訳は学術論文 203 本、外部リンクの記事 93 本、SNS 投稿 89 件、番組の書き起こし 6 本、別経路で入った論文(上の学術論文とは別に数える)5 本、企業と個人のブログ 3 本、購読ニュースレター 3 本である。この 402 本のうち、精読は 138 本、主題と関係ないとして除いたのは 72 本(うち 1 本は読む前に除外)、6 本は登録だけして精読しない理由を書き、186 本が手つかずである。